KIZUNA NEXT 2022 報告


 Peace Field Japanは、2022年8月19日~26日の日程で、山梨県小菅村において、「KIZUNA NEXT 2022」を実施しました。

 2007年〜2019年に行ってきた「”絆” KIZUNAプロジェクト」では、イスラエル、日本、パレスチナの青少年が、日本の里山地域で受け継がれてきた自然、文化、暮らしからの学びをベースに、持続可能な社会のあり方を共に考え、自分たちの地域での行動につなげてきました。今回は、コロナウイルス感染拡大による水際対策の規制により、中東の参加者が来日できなかったため、日本人参加者が、山梨県小菅村において、里山のライフスタイル、持続可能性、地域の課題解決の取り組みなどに関する体験活動を行い、過去に同様の体験をした中東の参加者アルムナイとオンラインで気づきや学びを共有し、交流を行い、今後、三地域の若者の有機的なコミュニティを作っていくためのきっかけとしました。

 また、「哲学対話」のトレーニング、実践を行い、異なる意見に耳を傾け、受け入れ、視野を広げるために、コミュニケーション力を育むことにも力を入れました。次年度のリアルな交流を見据え、円滑な体験の共有、学び合い、相互理解を促す準備となりました。

 さらに、関わってくれた若手、中堅、年配の村民たちから、それぞれの人生のプロセス、村の現状について考えていること、今後の展望などを語ってもらったり、学生・社会人ボランティアスタッフとじっくり語り合ったりするなど、様々な人たちの生き方から自分自身の生き方に目を向けるきっかけとし、将来、グローバルとローカルの視点をもって活躍する人
材を育成する出発点としました。

プログラム概要

 
プログラム概要
●期 間: 8月19日 ~ 26日
●場 所:山梨県小菅村
●参加者 :イスラエル、日本、パレスチナの大学生
●主 催: 特定非営利活動法人 Peace Field Japan
●助 成:公益財団法人三菱UFJ国際財団、公益財団法人キワニス日本財団
●後 援: 小菅村役場
●協 賛:横浜南ロータリークラブ、(有)アオキエアコンディショニング、(株)イシダ

プログラム内容

 

8月10日

 
<事前研修>オンライントーク「成長につながる多様な価値観にふれる体験」
講師:小杉山浩太朗氏(アデコグループ サステナブル・トランスフォー
メーション(SX)責任者)
 

8月14日

 
シェアリング
 

8月19日

 
小菅村到着 アイスブレーク、集落内ボランティア活動(草取り)、オリエンテーション、振り返り
 

8月20日

 
里山/小菅講座、村人ゲストトーク(村の暮らしの昔と今)、集落散策、体験(農作業)、振り返り
 

8月21日

 
体験(草履作り、そば打ち)、哲学対話の基礎・トレーニング、振り返り


8月22日

 
<村の取り組み視察>下水処理場、道の駅(観光促進事業)、小菅つくる座、NPO源流みらい、林業廃棄物センター、哲学対話トレーニング、振り返り

8月23日

 
源流の森視察(森林保護の取り組み、水を通しての上流域と下流域のつながり)、アルムナイとの哲学対話

8月24日

 
体験(森林管理作業)、体験(間伐材を利用した伝統の箸作り)、若手村民トーク

8月25日

 
<村の取り組み視察>獣害対策の現場、総括・まとめ、成果発表会準備

8月26日

 
アルムナイへの成果発表会、ネットワーキング、解散

参加者からのメッセージ

小菅村のエッセンスを抽出して、里山での暮らし、仕事、考え方を、体験を通して学べたことは、これからの人生にとって、非常に大きな財産となりました。中でも印象的だったのは、自然と共生した暮らしは、人々にあたたかみをもたらすということです。
<日本人参加者>
 


小菅村での一週間の生活は優しさと自分と向き合う時間でいっぱいでした。いろんな体験を通して、また、体験プログラム以外でも小菅村の人の優しさにふれる機会が多かったです。
<日本人参加者>
 


一週間という期間でも里山で過ごしたからこそ、自分が変化できることに気づきました。虫の声、川の音、雨の音を聴き、感覚で里山の良さを感じることができました。また、様々な人の話を聴き、多くの知識や情報を得ることができました。
<日本人参加者>
 


6年前に自分が参加した時に得た、言葉にはできない感覚がよみがえってきました。来年は、今年の日本の参加者と一緒に、ボランティアスタッフとして参加したいです。
<イスラエル人参加者>
 


小菅村の変わらない風景が懐かしかったです。今年の参加者たちも、様々な体験をしたことがわかり、このプログラムが続いていることをとても嬉しく思いました。
<パレスチナ人参加者>